役に立つかも・・・その5
グレイバランス
イエロ、マゼンタ、シアンの3色を刷り重ねて、無彩色(灰色)になるための条件をグレイバランスといいます。
印刷の場合は、網点の印刷濃度は一定なので、網点面積率を変えてグレイバランスをとつています。
3版の網点面積率を同じにして、プロセスインキを3色刷り重ねた場合、シアンインキ成分がマゼンタ、イエロインキに比べて足りないので、無彩色になりません。
そこで、一般にシアンの網点面積を、マゼンタ、イエローよりも大きくします。
マゼンタとイエロは、ほぼ同じ網点面積率でバランスがとれているが、わずかにマゼンタの面積率を大きくします。
バランスのとり方は、網点面積率の大小によって異なります。
シアン版が100%の網点面積率に対して、マゼンタ、イエローが95%くらいで、5%の差です。
シアン版が60%付近では、マゼンタ、イエローが50%程度で、その差は10%くらいです。
印刷インキ、印刷用紙が変わると、グレイバランスもわずかに変わるが、同じ傾向を示します。
グレイバランスは、3色分解上、調子再現、色修正とならんで重要なことで、どれが欠けても良い印刷物はできません。